2015年9月3日木曜日

現実は厳しいが一筋の光を感じる。 『ぼくは数式で宇宙の美しさを伝えたい』

厳しい現実には目を向けなきゃならんが、どこかに一筋の光があると思える。

子どもが自閉症として認定され、手の施しようがないと各機関に見放されつつあったが、カーチャンが孤軍奮闘して独自のプログラムで発達を促すことができ、その後強力な助っ人たちにも恵まれて、天文学の天才児としての才能を見出された話。

よく出来過ぎで、「それはあんた、もともとは天才児だったんでしょ」と思うところもある。だけど、発達の遅いこどもと向き合うのに、勇気とやる気が出てくる一冊。