2015年9月16日水曜日

AKBグループ、写真集フィーバー?

2015年9月11日金曜日

会計というより戦略の本。 『ディズニー魔法の会計』

会計の部分はあまりないです。

でも、この秦美佐子さんは、難しいことを簡単にわからせるのがうまい。
 『「本当にいい会社」が一目でわかる有価証券報告書の読み方』では、小難しい有価証券報告書の読み方のポイントを、限られた紙幅でご紹介。

今回の本は、オリエンタルランドの財務諸表から、ディズニー&オリエンタルランドの強さを紹介するという内容なんですが、どっちかというとディズニー&オリエンタルランドの戦略を紹介している感じ。 でも、企業戦略の考え方を簡単に紹介する本としては、けっこう面白いし引きこまれます。 経営戦略を教える初心者本としてはいいのではないでしょうか。

2015年9月10日木曜日

国って、なんだろね。 『国マニア』

国って、なんだろね。

世界地図ではゴマ粒ぐらいにしか載らない小国、時代の流れに翻弄されて消えていった国、何でできて何でなくなったのか意味不明な国などなどをご紹介。

世界って、面白いね。

なぜ最後があの政令指定都市の話なのかはよくわからんが、問題意識としてはよくわかる。

2015年9月9日水曜日

これぞ裁判入門! 『臆病者のための裁判入門』

これぞ裁判入門!



これはいい。
実際に本人訴訟をしておられる体験記だから。

裁判というと、どうしても丁々発止のやり取りが思い浮かぶが、大半はそうじゃないんですよ、ということがはっきりわかる。

2015年9月8日火曜日

本題より副題のほうがしっくりくる本。 『語学力ゼロで8カ国語翻訳できるナゾ』

本題より副題のほうがしっくりくる本。


翻訳の世界にいらっしゃる著者は気にされていないのかもしれないが、読者の側からすれば、語学系の短大を出ておられて「語学力ゼロ」は、さすがに誇張、いや、「看板に偽りあり」では、と感じる。最初に引っかかる。(ただし、英語以外も請け負われているようなので、その言語については「語学力ゼロ」だ、と言われれば間違いない。)

むしろ、専門知識なしに専門的な翻訳をやってのけることがすごいし、こなす量もお見事。そのための技術は、翻訳以外でも活きるものばかり。

「私はできないはずなのにこんなにできるのよ、どう?」とひけらかすような文体が気になるが、仕事術(特に、業務の標準化・部品化)の本としては有益。

だから、主題と副題をひっくり返せばよかったのに。これだと、語学本として見ちゃうから、がっかりしちゃう。

2015年9月7日月曜日

今でも座右の書 『企画力』

本については、買っては売り、売っては買い、のイケナイスパイラルに入っている私ですが、田坂広志さんの著書は、ずっと取っているものがいくつかあります。

最近の田坂さんの著書は、「ちょっとスピリチュアル?」もしくは「数冊前に同じこと書いてなかった?」と感じることが多いのです。 

しかしこの本は、さすが企画で生きてきた人だなあ、と感じます。
企画を動かす、企画で食っていく、ってのはこういう厳しさを常に感じながら向き合うべきなんだな、とページをめくるたびに、背筋が少し伸びる思いを持ちます。

文字は少ないです。なので、読もうと思えば1時間もあれば読めます。
でも、この本を読みながら日々の仕事を振り返ると、読むたびに、想うところ、考えるところ、論点視点、気付きが、新たに浮かび上がってきます。

なんかわからんけど、面白い本です。

2015年9月5日土曜日

こうだから、建築ってこういう歴史なんじゃない?と大胆に推論。 『人類と建築の歴史』

kindleで安かったのでポチッと購入。

書名の通りの内容ではありますが…

建築の歴史を丁寧に追うというよりも、「人類の成長から考えたら、こうだから、建築ってこういう歴史を辿ったじゃないの」と、建築の歴史と人類の歴史と照らしあわせて大胆に推論した一冊。

新書で展開するには大胆すぎるし、新書の紙幅では大雑把すぎる。 そう思います。
もうちょっと紙幅があれば、のめり込めたと思うけどなあ。スピードについていけなかった。

建築を学んだ人、建築に興味がある人は、のめりこめる確率高いです。

2015年9月4日金曜日

久々に小説読んで楽しんだ。 『小野寺の弟・小野寺の姉』

久々に小説を読む気になって、kindleにてちょっと気になっていたこちらを読了。

なんとまあいじらしい姉弟。
なんとまあドキドキイライラする、切ない恋愛?模様。

このあと、どうなったのかなあ~。
呆気無く終わったので、ん?続編でも考えているのか?と思っちゃいましたが、終わり方からすれば、小説としてはこれで終わりなんでしょうね。

期待通り、面白く拝読いたしました。

映画化記念の表紙はこちら。



姉ちゃんが片桐はいりで弟が向井理。
豪華かつ似合ってるわぁ。

DVDも出てます。

翻訳結果だけを見れば面白い。 『翻訳問答』

翻訳結果だけを読めば面白いです。

片岡義男さんと鴻巣友季子さんという二人の翻訳家が、同じ英語作品を翻訳し、その翻訳成果を持ち寄って、成果の違いだけでなく、翻訳の妙味と奥深さを語り合う作品。 

英語部分を読まなくても面白いです。英文作品や翻訳小説の好きな方は、より面白いでしょう(私はあまり読まないのですが)。 
一定のレベルを超えると、これほどまでに色が違ってくるのか、と翻訳の奥深さを知ることのできる一冊です。 

翻訳結果を読んでいると、一方の方は「いろいろ創意工夫してみてこの結果にたどり着きました。」、他方の方は「私は英語を皮膚感覚で会得してます、なのでその皮膚感覚をお伝えすることができれば。」という傾向が、私には見て取れたのですが、あとがきを読むと、そう感じる理由がよくわかりました。

なお、他方の方の翻訳結果に、なんでそこまで飛躍できるのかわからないものがチラホラあります。

2015年9月3日木曜日

ニッチな出版社ならではの、壮大なニッチ歴史書。 『天然ゴムの歴史』

「京都大学学術出版会」というお堅い出版社から出された本ならではの、ニッチな歴史書。

しかし、面白い登場人物が多く登場し、物語調で展開されており、天然ゴムを巡る壮大な冒険にグイグイ惹きこまれていく。 

確かにゴムって、無くてはならんようになったよなあ。
それに目をつけて流通させるべく努力した先達はすごいですな。 

最後に不幸になった人も精一杯生きたんだろう。

現実は厳しいが一筋の光を感じる。 『ぼくは数式で宇宙の美しさを伝えたい』

厳しい現実には目を向けなきゃならんが、どこかに一筋の光があると思える。

子どもが自閉症として認定され、手の施しようがないと各機関に見放されつつあったが、カーチャンが孤軍奮闘して独自のプログラムで発達を促すことができ、その後強力な助っ人たちにも恵まれて、天文学の天才児としての才能を見出された話。

よく出来過ぎで、「それはあんた、もともとは天才児だったんでしょ」と思うところもある。だけど、発達の遅いこどもと向き合うのに、勇気とやる気が出てくる一冊。

2015年9月2日水曜日

山形浩生さんの訳書はおもしろ揃い。 『貧乏人の経済学』

内容も相当面白いが、興味深いのは、山形浩生さんの訳者あとがき。

山形浩生さんが引き受ける訳書は面白い。ぶっ飛んでいるものも多少あるけど、ためになるものが多い。

いままでの翻訳経験をそのまま著書にされてはいかがだろう?山形さん。

いまだ色褪せない『法令解釈の常識』

第一人者ってのは、やっぱり違うなあ、と感じる一冊。

1952年から10年以上、内閣法制局長官を務め、戦後法制の最重要人物の一人であった方による、法令解釈の心得。
法令を運用する者として法令をどう読むべきか、特に行政関係者は読む価値がある。1950~1960年代の政府当局者らしい解釈、当局者らしい論理展開も多々見受けられるが、 法令解釈のあるべき姿と留意点を丁寧かつ明快に著しておられる。いまでも読み継がれている意味がよくわかる。
具体例として自衛隊法制についても触れておられるので、創設当時に当局者がどんな論理で展開していたのか、確認するためにご一読されるのも面白いかも。

2015年9月1日火曜日

使っときゃあよかった“ダットサン”の判例集 『民法基本判例集』

どの世界にもあると思いますが、法律系・経済系には、学生時代にあったらよかったのになあ、という本がけっこうあります。

しかし、この本は、学生時代に知っときゃあよかったなあ、という本。

判例集といえば、『判例百選』シリーズと『判例六法』あたりの名前がよく挙がりますが、法律系の学科ながらも特に民事系が苦手だった私には、民事系の『判例百選』を読むのは地獄そのもの。
1判例2ページで、しっかり簡潔に書いたでしょ、という体裁になっていますが、「つらつら書いてるけど、だから何やねん」 と思っちゃう。

それに比べて、こちらはコンパクト。 そりゃあそうですよね、コンパクトだけど中身の詰まった教科書として有名な、いわゆる“ダットサン民法”の判例集ですから。

ダブルスクールの法律入門書が本格的に出始めて、法律の教科書はだいぶん読みやすくなっていますが、「判例と解説」という性質上、読みやすさを意識しても限界があるとは思います。

でも、こういう判例集のほうが、取っ付き易いんちゃうかな。

勉強し直すために、手元に置いております。

タブレットPCで十分かもしれぬ。

マウスコンピュータのタブレットPC「WN891」を使い始めて、1カ月ほど経過しました。

(こちらがマウスコンピュータへのバナー。)
マウスコンピューター/G-Tune 

搭載メモリが2GBとPCとしては若干非力ってこともあり、モッサリした動きのときも時折。
なので、母艦が必要かなと思う時もちょっとありますが、PC周りの業界にいるわけでなく、ゲームもしないので、ちょっと我慢すればいいぐらいの状況。 

記憶容量32GBで大丈夫かな?とも感じていましたが、microSDがだいぶん安くなっているので、microSDを差替えれば十分十分。

3万円ほどでパワポ付きの小型PCが入手できるんであれば十分じゃね?と思っております。

タブレットでは不安だけどスペースとか重さとか気になるわぁ、という方、これまでスマホで十分だったけどもうちょっと作業をしたいとお考えの方、タブレットPC、選択肢としていいかもしれませんよ。 タブレットPC、amazonでも増えてきました。