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2015年9月2日水曜日

いまだ色褪せない『法令解釈の常識』

第一人者ってのは、やっぱり違うなあ、と感じる一冊。

1952年から10年以上、内閣法制局長官を務め、戦後法制の最重要人物の一人であった方による、法令解釈の心得。
法令を運用する者として法令をどう読むべきか、特に行政関係者は読む価値がある。1950~1960年代の政府当局者らしい解釈、当局者らしい論理展開も多々見受けられるが、 法令解釈のあるべき姿と留意点を丁寧かつ明快に著しておられる。いまでも読み継がれている意味がよくわかる。
具体例として自衛隊法制についても触れておられるので、創設当時に当局者がどんな論理で展開していたのか、確認するためにご一読されるのも面白いかも。

2015年9月1日火曜日

使っときゃあよかった“ダットサン”の判例集 『民法基本判例集』

どの世界にもあると思いますが、法律系・経済系には、学生時代にあったらよかったのになあ、という本がけっこうあります。

しかし、この本は、学生時代に知っときゃあよかったなあ、という本。

判例集といえば、『判例百選』シリーズと『判例六法』あたりの名前がよく挙がりますが、法律系の学科ながらも特に民事系が苦手だった私には、民事系の『判例百選』を読むのは地獄そのもの。
1判例2ページで、しっかり簡潔に書いたでしょ、という体裁になっていますが、「つらつら書いてるけど、だから何やねん」 と思っちゃう。

それに比べて、こちらはコンパクト。 そりゃあそうですよね、コンパクトだけど中身の詰まった教科書として有名な、いわゆる“ダットサン民法”の判例集ですから。

ダブルスクールの法律入門書が本格的に出始めて、法律の教科書はだいぶん読みやすくなっていますが、「判例と解説」という性質上、読みやすさを意識しても限界があるとは思います。

でも、こういう判例集のほうが、取っ付き易いんちゃうかな。

勉強し直すために、手元に置いております。

2015年8月27日木曜日

このシリーズ発刊前世代だったことを悔やむ『伊藤塾・入門シリーズ』

今更言ってもしかたのない事ですが、学生生活で大きく悔やんでいることの一つに、「ダブルスクールに通わなかったこと」があります。

目先の金にとらわれ、時間をかければなんとかなるだろうと自らの能力を過大評価していたことで、どれだけの時間とやる気と将来展望を失ったことだろう、将来への投資だけでなく、大学生活を楽しく効率的に過ごせたんじゃないか、どうせヒマやったし学校の授業は皆目わからんかったんやから、別の方法を試しておいたらよかったかなあ、と悔やんでおります。
(そもそも「先行投資」という概念と度胸がいまだに身についていないんでしょうねえ。。。)

それを思ったのは、ある日、ダブルスクールに通っていた友人のテキストを拝読してから。

んまあわかりやすい。ウンウン唸って苦労して読みこなして得た概念と知識が、わかりやすぅ~く、簡潔に簡単に、図と文字で示されている。
「なんじゃこりゃ?!そりゃ学校よりもダブルスクールに通うわなあ」と極めて納得。

そして卒業後しばらくして、超名物講師であった伊藤真さんが『入門シリーズ』を発刊。

伊藤塾の入門シリーズ
https://www.itojuku.co.jp/book/shihou_book/nyumon/index.html

これがまあ、ダブルスクールのテキストを見せてもらった時の衝撃そのまま。
「こんなもん、何千円で売りに出すとは!」と驚きでした。
(一冊目に伊藤真から入って、そこから伊藤塾への誘導、ってのが戦略だとは思いますが。)

最近の安全保障法制も相まって、『憲法入門』を最近読みました。
これまた目から鱗。
たぶん、学校の授業や基本書で学んでいるはずなのですが、「そうやったか!」と認識(再認識?)したことが多くありました。

(私が直近で読んだのは、手元にあった第4版です。)

いま、入門シリーズの他法律版を読んでいますが、これまた面白い。わかりやすい。

これひとつで該当法律がわかるわけではありませんし、資格試験どころか学校の試験も難しいとは思いますが、勉強においてトッカカリとコツはとても大事。

何万、何十万と支払わないと触れることのできなかった、簡潔明瞭な解説が、(ひとつの法律につき)2000円ほどで手に入れられる。
こんな素晴らしい時代はありません。いまは民法も刑法もひらがな化やし。
いやほんと羨ましい。

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ちなみに伊藤真さんは、「国民安保法制懇」主力メンバー。
『憲法入門』のトーンも、安全保障関連法案には反対なんだろうなあ、と自然と見えてくるトーンです。

伊藤真オフィシャルサイト
http://www.itomakoto.com/

国民安保法制懇ホームページ
http://kokumin-anpo.com/

法令を読むには、まず読み方から。 『条文の読み方』

法令の読み方というのは独特ですね。
構成も独特。用語や言い回しも独特。コツと慣れが大事かと思います。

法令の読み方は、法律系資格を取得するために法律を勉強するのにも有効ではありますが、法律を運用する仕事、法令を使う仕事のほうが、より重要かと。 

薄い本ですが、『条文の読み方』は、法令の読み方を知るための最低限の情報が載っていて、お得です。

『ひと目でわかる六法入門』は、『デイリー六法』を発行している三省堂の編修所が自ら作成。
『デイリー六法』の読み方、使いこなし方を中心に、法律の作られ方とかもご紹介。
インタビュー部分が多すぎかな、と思いますが、法令集にちょっと興味が増すと思います。

それにしても、hontoは最近、ポイントアップや割引のキャンペーンをたくさん出してくれますね。
書籍で「10%割引」とかやってくれることも増えたので、本好きにはありがたいです。
 


欲を言えば、amazonのようにコンビニ受け取りをやってくれると、もっとありがたい。